ブロガーとサラリーマンは対立関係にある?働き方のダイバーシティ

 こんばんは、氷犬です。

 4月から大手企業が副業解禁に踏み切り始めましたね。

www.sankeibiz.jp

  • 就業時間外、休日のみ
  • 届出書や誓約書の提出が必要
  • 午前0時以降の勤務は禁止

 など、すべてがOKというわけではありませんが、大手が率先して副業解禁に踏み切ったというのは非常に良いことですね。

 この流れを受け、ブロガー・アフィリエイターは「ドンドン副業をしよう!」という発言をよくしています。僕もその意見には賛成です。

 また、「働きたくなかったらすぐ辞めてもいい」「ヤバい会社からは逃げろ!」とも言っています。

ブロガーはダメ?サラリーマンは良い?

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 しかし、「副業はオススメ」「会社は辞めてもいい」という意見を快く思わない人も中にはいるようです。

 はてなトップにこんな記事がありました。

mecchanikukyu.hatenablog.com

 内容をまとめるとこんな感じです。

  • 最近の新入社員には志がない?
  • 新人に退職を勧めるなんてとんでもない!
  • 頑張れ新社会人・企業・サラリーマン!

 新社会人へのアドバイスも盛んです。

gori.me

ブロガーVSサラリーマンの対立構造

 最近、ブログを始める人がすごく増えています。

 イケハヤさんやヒトデさんのように会社員を辞めてブログで稼ぎ、会社に縛られない自由なライフスタイルを手に入れている人に憧れている人も多いでしょう。

 ブロガーは「自分達のライフスタイルは良いもの」であると思っているので、積極的に発信しますし、既存のサラリーマンスタイルに疑問を投げかけます。時代の流れです。

 一方、ブロガーのそういうスタイルが気に入らないのか、ブロガーのライフスタイルを否定するサラリーマンは後を絶ちません。ブロガーを「サラリーマンになりきれなかったた人達」と揶揄するのをよく見ますよね。

 現代において、ブロガーとサラリーマンは対立構造にあるのでしょうか。

対立構造ではない

 結論から言うと、ブロガーとサラリーマンは対立構造にはありません。

 ブロガーは「辞めたかったら辞めてもいい」「ヤバい会社からは逃げろ」と言っているだけであり、闇雲に非難しているわけではないでしょう。もちろん、文章の見栄えのために強い言葉を選ぶこともあります。しかし、発言の趣旨として、働き方の多様性(ダイバーシティ)を認めていることは明らかです。

 「やりたいことをやればいい」と勧めることは悪いことなのか。副業としてのブログ・アフィリエイトを推奨することは悪いことなのか。

 ブロガーが悪い、サラリーマンが良い(逆もまた然り)ではなく、自分がしたいこと・できることのポートフォリオをうまく構築することがこれからは重要です。

ブロガーに責任はあるか

「会社を辞めろと言うからには辞めた後の責任を取れ」そんな意見を見ました。

 実際、通っていた大学を辞めてブロガーを目指したもののうまく行かずに行き詰ってしまった人がいるとのこと。

 それはブログ運営を勧めたブロガーが悪いのか。そうではないですよね。

 動機はどうあれ何かを始めることは個人の問題であり、他人が責任を取る必要はありません。その過程で起こった良いことも悪いことも全て自分で受け止めなければならないですし、あらかじめ覚悟することが大事です。

 例えば、奨学金を返済できずに自己破産する人。割合としては全体の1%程度で、残りの99%はきちんと返済しているそうです。大学に行かなければ死ぬのか、といえば答えはノー。あくまで進学することを決めたのは自分、奨学金を借りることにしたのも自分。全ては自己責任です。

 ほんの一部の少数派を取り上げて、まるでそれが多数派であるかのような印象付けをすることはスマートと言えませんよね。

会社にいた方が安定して給料をもらえる

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 「会社にいた方が安定して給料をもらえるのに、そうしない意味がわからない」。かつてはそうであったかもしれません。

 しかし、現在は大企業ですら安泰ではないと言われる時代です。少し前に、みずほ銀行が大幅に人員削減を行っていくことが大きく話題になりました。

 そもそもブロガーを始めとしたフリーランスは稼ぐよりも自分の好きなことをやっていく、挑戦していくという姿勢が普通です。自分のスキルを磨いて稼いでいく。その継続だ、と皆言います。

フリーランスもサラリーマンも本質は同じ

 フリーランスをするにしろ、会社で働くにしろ、究極的には「価値を生み出す」ことが必要で、その過程が少し違うだけです。

 近年ではプライベートと仕事の両立、ワークライフバランスという言葉が頻繁に取り上げられています。

 これまでの画一的なサラリーマンスタイルではなく、自分の目指すライフスタイルに合わせ、「バランスの取れた働き方をいかに選択するか」がこれからの時代においては大事になってくるのではないでしょうか。